大和社長のつぶやき
2019年11月20日
ラクビーワールドカップの経済効果
試合時のスタジアムはどこもほぼ満員、テレビ視聴率も急上昇し、日本代表の第4戦のスコットランド戦は平均で39・2%、瞬間最高で53・7%に跳ね上がった(いずれも関東地区、ビデオリサーチ調べ)。準々決勝の南ア戦は平均で41・6%にまで上昇した。
これまで日本代表戦といえば数%だったことを思えば、もう奇跡としかいいようがない。外国チーム同士の対戦となった準決勝もそれぞれ、平均視聴率は20%近い高い数字を、そして決勝戦ではついに20%超えとなった。
大会組織委員会によると、全国16カ所に設置したチケットなしでも楽しめる「ファンゾーン」の来場者は約113万7千人だった。訪日客は約40万人と推定され、経済効果は4370億円で前回RWCの23億ポンド(約3220億円)を超えたという。
大会組織委の嶋津昭事務総長は「品位、情熱、結束、規律、尊重の、ラグビーが持つ価値が日本人の心をわしづかみにした」と語り、12の試合会場、55カ所の公認キャンプ地での交流も大会を盛り上げたと強調した。
大会のレガシーを聞かれると、日本協会の森会長は「ラグビーの良さをみなさんに知ってもらったこと」と言った。